13:20 〜 13:40
[4F2-OS-11a-05] マルチモーダル情報に基づくユーザの興味度推定のための対話履歴の効果の検証
キーワード:マルチモーダル対話、興味推定、対話履歴、部分観測マルコフ決定過程
現在の話題に対するユーザの興味度を含むユーザの心的状態の推定は,ユーザごとに適応したマルチモーダル対話システムを実現するための重要な要素である.
興味度の推定のためにマルチモーダル情報を用いることは有効であるが,ユーザーの微妙な行動を捉える必要があるため,その推定結果は正確でない場合がある.
本稿では,推定結果をより安定したものにするために,ユーザの興味度を推定する際に対話履歴を用いる.
具体的には,部分観測マルコフ決定過程(POMDP)を使用して推定を定式化する.
マルチモーダル情報による興味度の推定結果はPOMDPの入力となる観測の尤度として用いられ,推定された興味度は状態として追跡される.
実験の結果,対話履歴を考慮することによって推定性能が改善された.
興味度アノテーション結果と新たに我々が作成した話題継続アノテーション結果には相関があることも示された.
興味度の推定のためにマルチモーダル情報を用いることは有効であるが,ユーザーの微妙な行動を捉える必要があるため,その推定結果は正確でない場合がある.
本稿では,推定結果をより安定したものにするために,ユーザの興味度を推定する際に対話履歴を用いる.
具体的には,部分観測マルコフ決定過程(POMDP)を使用して推定を定式化する.
マルチモーダル情報による興味度の推定結果はPOMDPの入力となる観測の尤度として用いられ,推定された興味度は状態として追跡される.
実験の結果,対話履歴を考慮することによって推定性能が改善された.
興味度アノテーション結果と新たに我々が作成した話題継続アノテーション結果には相関があることも示された.