2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[4K3-J-13] AI応用: 海と河川

2019年6月7日(金) 14:00 〜 15:40 K会場 (201A 中会議室)

座長:坂地 泰紀(東京大学) 評者:米納 弘渡(名古屋大学)

14:40 〜 15:00

[4K3-J-13-03] ニューラルネットワークによる海上工事の作業可否判定

〇岩前 伸幸1、鈴木 一輝1 (1. 鹿島建設株式会社)

キーワード:ニューラルネットワーク、海上工事、作業可否

海上土木工事の作業可否は波浪による作業船の動揺に強い影響を受ける。海象条件や施工条件から作業可否を判別するモデルがあれば工事の管理上有益であるが,そのようなモデル構築の試みは少ない。本研究では,動揺シミュレーションから得られた3種の作業船の応答関数に基づき海象データを動揺量データに変換し,作業限界動揺量を仮定することで,疑似作業可否データを作成した。海象(波高・周期)と作業船諸元を説明変数,作業可否を目的変数として,ニューラルネットワークによる判別モデルを構築した。また,実工事への適用を想定し,教師データに含まれるノイズに対するモデルの頑健性についても評価した。