2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[4M3-J-9] 自然言語処理・情報検索: 感情・意図の推定

2019年6月7日(金) 14:00 〜 15:20 M会場 (1F 展示ホール右奥)

座長:長井 隆行(大阪大学) 評者:杉浦 純(ヤフー)

14:20 〜 14:40

[4M3-J-9-02] レビューデータを用いたアプレイザル評価表現辞書に基づく感性の自動指標化

〇橋本 翔1、山田 篤弘1、長田 典子1 (1. 関西学院大学)

キーワード:テキストマイニング、レビュー分析、アプレイザル評価表現辞書

本研究では、商品デザインに直接反映されやすい知識を獲得するために、感情と主な印象、そして要素との関係を指標として表現するレビュー分析手法を提案する。感情評価の階層モデルに基づき、方法は3つのステップ (1)アプレイザル評価表現辞書を用いた製品の感情的な違いを表す印象のトピックの抽出(2)これらのトピックと感情の関係の指標化、(3)これらのトピックと構成要素の関係の指標化,で構成されている。特定の感情を喚起するために要素を変更する方法に関する知識は、感情 - 印象 - 要素間の関係の指標として表現される。提案手法で得られた結果を解釈することによって、「ユーザの喜びを喚起するためには、丁寧で迅速という印象を与えることが重要であり、これらの印象は、ユーザが贈り物を贈ったときの店の行動によって改善される」などの知識を得ることができる。