2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[4P3-J-10] 画像・音声: 画像の認識と学習

2019年6月7日(金) 14:00 〜 15:20 P会場 (1F 展示ホール左奥)

座長:山下 隆義(中部大学) 評者:木村 昭悟(NTT)

15:00 〜 15:20

[4P3-J-10-04] ニューラルネットワークを用いたヒトの脳活動からの動的視覚刺激の再構成

〇永野 雄大1、小林 一郎2、西本 伸志3、中山 英樹1 (1. 東京大学 情報理工学系研究科、2. お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系、3. 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター)

キーワード:デコーディング、脳活動、fMRI

デコーディングは神経科学において重要な研究分野となっており、脳機能の解明、脳の病気の解析、ブレイン・マシン・インターフェースの開発などに役立つと考えられている。本研究の目的は、ヒトの脳活動をデコーディングし、動的視覚刺激を再構成することである。動的視覚刺激の再構成のため、我々はニューラルネットワークと GAN ベースのニューラルネットワークを用いる。また、近年の GAN のモデルを複数用い実験することで、どのモデルを用いた場合に性能が向上するか確認する。さらに、学習に使用する脳の領野を変化させることで、再構成の性能が変化するかを確認する。また、再構成の質を向上させるため、我々は連続したフレームの脳活動を入力として与え、定量評価により複数フレーム化の効果を計測する。これにより、複数フレーム化によるデコーディングが効果的であることを示す。