2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション » OS-4 データ流通エコシステムのデザイン

[1F5-OS-4] データ流通エコシステムのデザイン

2020年6月9日(火) 17:20 〜 18:40 F会場 (jsai2020online-6)

早矢仕 晃章(東京大学)、大澤 幸生(東京大学)

17:20 〜 17:40

[1F5-OS-4-01] プロモーション効果測定フレームワークを応用した時系列解析

〇上島 邦彦1、登坂 泰斗2、谷口 耕平3、早矢仕 晃章4、大澤 幸生4 (1. 株式会社日本データ取引所、2. 株式会社オズマピーアール、3. キッコーマン株式会社、4. 東京大学大学院工学系研究科)

キーワード:データ流通、PR効果測定、時系列データ

統計学や大規模データ処理の普及により、多くの企業がデジタルマーケティングの方法を利用しやすくなった。もっとも、それらの方法は、単発のキャンペーンに関する短期的な投資対効果の把握に主眼が置かれがちで、中長期的なプロモーション効果を複合的に理解するのは難しい。

そこで本研究では、偶発的な消費者トレンド及び、企業による複数のキャンペーンがもたらす影響の評価を試みた。複数の商品ブランドを対象に、複数の時系列データを組み合わせたデータセットを作成し、データ観察と時系列解析を行った。

その結果、次の3点が示唆された。まず、偶発的な消費者トレンドの発生過程は共通の枠組みで調査できる。ただし、その持続期間や影響範囲は、その後のコミュニケーションによって異なる。また、単一のキャンペーンが売上に直接の影響を与えない場合もある。複数のメディアを横断した、持続的なコミュニケーションを行うほうがよい。よって、単一のキャンペーンを過度に詳しく分析するのではなく、重要な業務指標を体系的に整理し、その連動関係を評価すべきである。

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