2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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[1M4-GS-13] AI応用: 人と検知

2020年6月9日(火) 15:20 〜 17:00 M会場 (jsai2020online-13)

座長:舟木類佳(株式会社LegalForce)

15:40 〜 16:00

[1M4-GS-13-02] RSSIに基づくサポートベクターマシンを用いた室内環境における人の在・不在推定

〇高野 祐一1、西垣 貴央1、小野田 崇1 (1. 青山学院大学)

キーワード:受信電波強度、IoT、人検知

近年,省エネルギー化の観点から,室内の人の在・不在を検知し,照明や空調機器を管理する技術が注目されている.従来,室内の人の在・不在の検知は,人感センサやカメラのような特定のセンサを用いていた.したがって,人感センサが設置されなかった部屋で人の在・不在を検知するためには,新たに人感センサを設置する必要があった.本研究では,特定のセンサを用いない室内の人の在・不在検知手法を提案する.提案手法では,センサの種類によらず無線通信をする端末であれば計測可能な受信電波強度(RSSI)だけを用いる.RSSIは複数の無線通信端末の電波同士の干渉や,人体が電波を遮蔽・吸収することで変化する.RSSIの変化だけを用いることで,既に無線通信端末が設置されている室内では,人の在・不在を検知するために,新たに特定のセンサを設置する必要がない.実験では,複数の無線通信端末を用いて,室内に人がいる場合と,いない場合のRSSIを測定した.サポートベクターマシンを用いて,人の在・不在によるRSSIの変化を学習し,室内の人の在・不在を推定した.ある条件下では,室内の人の在・不在の推定が,99%可能であることを確認した.

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