2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-13 AIを人と社会の側から考える

[2Q4-OS-13a] AIを人と社会の側から考える (1)

2020年6月10日(水) 13:50 〜 14:50 Q会場 (jsai2020online-17)

福住 伸一(理化学研究所)、佐倉 統(東京大学)、松田 雄馬(合同会社アイキュベータ)

14:10 〜 14:30

[2Q4-OS-13a-02] AIの倫理的・社会的問題の類型化を試みる

事例研究を通じた問題構造の比較分析

〇石川 開1、水上 拓哉2、戸田 聡一郎2、猪口 智広2、前田 春香2、福住 伸一3、佐倉 統2 (1. 日本電気株式会社、2. 東京大学、3. 理化学研究所)

キーワード:社会的問題、倫理的問題、事例研究、類型化

新たなAIの社会実装によって生じる様々なリスクを事前に把握する事は大変重要である。しかし、個々のAIプロダクトが実際に社会にどのような倫理的・社会的問題を生じうるかといった可能性を、事前に網羅的かつ精緻に想像するのは大変困難であり、想像する個々人の技術的・倫理的・社会的見識によって結論が大きく左右されてしまう。このため、このような特定のAIプロダクトに関する倫理的・社会的問題の検討を支援する、効果的で再現性の高い方法が求められている。我々はそのような方法の一つとして、既に議論が蓄積されているAIの事例や、これまでの歴史の中で議論が積み重ねられてきた倫理的・社会的問題の事例との類推に基づくアプローチを模索する。本発表ではその予備検討として(1)医療実践におけるAI、(2)ソーシャルなAI、(3)犯罪予測とAI、(4)対戦ゲームとAI、の4領域におけるAIの倫理的・社会的問題の事例研究を紹介し、領域間の事例研究の比較から、問題間のアナロジーの存在や類型化の可能性を議論する。

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