2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション » OS-13 AIを人と社会の側から考える

[2Q5-OS-13b] AIを人と社会の側から考える (2)

2020年6月10日(水) 15:50 〜 17:10 Q会場 (jsai2020online-17)

福住 伸一(理化学研究所)、佐倉 統(東京大学)、松田 雄馬(合同会社アイキュベータ)

16:10 〜 16:30

[2Q5-OS-13b-02] サイエンスフィクションにおける人工知能描写の分析

〇大澤 博隆1、宮本 道人1、長谷 敏司2、西條 玲奈3、福地 健太郎4、三宅 陽一郎5 (1. 筑波大学、2. 日本SF作家クラブ、3. 京都大学、4. 明治大学、5. 日本デジタルゲーム学会)

キーワード:サイエンスフィクション

人工知能の様々な可能性とリスクが、現在現実の応用のための迅速なAI開発の緊急課題として議論されている。メディアや研究者でさえ、未来のビジョンを示すものとしてSFを引き合いに出すことがある。しかし、エンターテイメントに対する技術的不正確さのため、SFにおけるこれらのAIを将来の真剣な議論に持ち込むことは必ずしも適切ではない。一方で、SFのテーマの中には、人々に新たなビジョンを思い起こさせるような積極的な役割を果たすものもある。AI分野におけるSFの混合した影響を解明するために、著者らはSF評論家や作家とともにSFにおけるAIの記述方法を分析した。まず、SFにおける115のAIストーリーを、知能の多様性、社会的側面、および人間の知能の拡張という三つの方針の基準に基づいて選択した。AI特性を表す11つの要素をクラスタ分析と主成分分析を用いて分析した。その結果、SFには4つの特徴的なAIクラスタが存在することが示唆された。それらは人間、機械、ヘルパー、インフラストラクチャであり、2次元空間にマッピングされている。それらは知能と人間性である。

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