2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション » OS-23 臨床の知―厚い記述がもたらす知―

[3C1-OS-23a] 臨床の知―厚い記述がもたらす知― (1)

2020年6月11日(木) 09:00 〜 10:40 C会場 (jsai2020online-3)

諏訪 正樹(慶應義塾大学)、藤井 晴行(東京工業大学)、加藤 文俊(慶應義塾大学)

09:20 〜 09:40

[3C1-OS-23a-02] ゴルフの「ライン読み」の知を探る

ースキルを生活文脈で育成する手法ー

〇武田 大輔1、諏訪 正樹1 (1. 慶應義塾大学)

キーワード:ゴルフ、ライン読み、身体知、暗黙知、アフォーダンス

ゴルフにおいてパッティングはスコアの40%を占めると言われている。パッティングで高いパフォーマンスを発揮するためには「ライン読み」というボールからカップまでの転がりを予測する能力が必要不可欠だ。しかし、自然環境を相手にするという性質上、ライン読みに関わる着眼点は実に多様だ。そういった多様な着眼点に臨機応変に気付けるのがライン読みのプロと言えるだろう。

どのような思考プロセスを経てラインを決定すると最も正確にラインを読めるのか、またどうすればライン読み能力は開発されるのか。筆者はゴルフ歴が20年のプレーヤーであり、これらの問いについての仮説生成が本研究の目的である。

目的を果たすために、日頃通い慣れた場所や道にパターコースを見出すというマインドセットを組み込んで生活した。その結果、大学キャンパスのランドスケープに仮想的な46のコースを見出すことができた。そして、その各々について、どういった着眼点を見出し、どう解釈したのかを記述するという実践を行った。

この研究を通じてラインを読む手法についての新しい仮説が得られた。本研究での実践手法はライン読み能力の育成に寄与できる可能性がある。

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