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[3G5-ES-1-02] 末端店舗を活用した2温度帯配送モデルに関する研究
キーワード:サプライチェーン、二温度帯配送、配送モデル、遺伝的アルゴリズム
EC市場が拡大する中、食品分野のECはそのEC化率が立ち遅れている。その一因として現状生鮮食品配送網の非効率性が挙げられる。そこで本研究は「既存配送網を活用した生鮮食品ECの配送効率化方法を提案すること」を目的とし、これを達成するためのアプローチとして、「常温品・クール品の2温度帯ラストワンマイル混合配送、および末端店舗活用配送、を可能とする配送モデルの提案」、「末端店舗活用およびクール品温度管理時間制約を考慮した効率的最適配送計画導出手法の提案」、「提案配送モデルが既存配送モデルよりも効率的な配送を実現する範囲の探索」を掲げた。これらアプローチについて、X社提供の実配送実績データを基に複数のシナリオにおける受注を生成し、現状配送モデルおよび提案2モデルの配送効率を算出、比較するケーススタディを行った。結果、本研究で提案した未利用リソースを活用した2温度帯混合配送モデルの現状配送モデルに対するラストワンマイル配送効率での優位性が示された。また、需要を調整し、負荷率を向上させた場合、未利用リソースを活用した2温度帯混合配送モデルがさらに優位となることが示された。
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