[3M1-GS-12] ヒューマンインタフェース・教育支援: オンライン教育

[3M1-GS-12-01] オンライン教育サービスにおける教材の内容を考慮した学習者の離脱行動予測

〇竹原 大智¹ (1. 株式会社アイデミー)

キーワード：ラーニング・アナリティクス

オンライン教育サービスにおいて学習中の離脱行動を正確に予測できれば，リアルタイムに学習者の状態を洞察でき，学習を離脱しない方向に誘導する介入を実行できる．また，学習者の離脱行動における傾向や意図を理解することは，学習者にとって有用な教材の開発にも繋がる．本文では，教材の内容を考慮する学習者の離脱行動の予測について検討を行う．サービスに蓄積されているログデータから，ある回答中に学習者が学習を終了し離脱する確率を予測するモデルを学習する．学習者の行動に関連する特徴量だけでなく，教材に関連する特徴量も抽出する．教材に関連する特徴量は，各教材を回答する学習者の滞在時間，教材に含まれるテキストなど複数の観点から抽出する．実験では，プログラミング学習サービスAidemyにおける実際の学習者のログデータを使用し，離脱予測において教材の内容を考慮することの有効性を検証する．