[3O1-GS-13] AI応用: 対話と心理

[3O1-GS-13-02] 議論フレームワークを利用したオンライン議論のユーザインタフェース

〇仁科 慧¹、新田 克己¹、高橋 和子² (1. 東京工業大学、2. 関西学院大学)

キーワード：議論フレームワーク、要約、裁判外紛争解決

近年、法律分野では調停や仲裁など、裁判によらない紛争解決が増加し、それを効率的に進めるためにオンラインの議論支援システム（ODR: Online Dispute Resolution)が注目されている。本発表では、オンラインの議論において議論の論理関係を視覚化し、議論意味論によって議論のナビゲーションを行うシステムの構築を目的とする。議論の視覚化には、ダイアグラムやグラフによる議論の表現が有効であるが、議論が複雑になるにつれて、ダイアグラムが大きくなり、視覚化の効果が失われるという問題がある。そこで、ダイアグラムを適宜、要約することにより、視覚化の優位性を保ちながら、議論を支援する手法を提案し、事例を通じてその有効性を示す。