[3Rin4-47] 高校数学確率問題に対する自動解答システムの開発
キーワード:機械読解、数学文章問題、自然言語処理
近年,機械読解の技術が進み入試問題などを自動解答する技術が開発されている.その中でも,四則演算などを扱う問題では高い精度で解答できるものがある.しかし,確率や統計の分野における文章題では,高い精度の解答を得ることができていないのが現状である.
確率や統計といた分野では,文章中に示されるオブジェクトが,個数などの数量を表すだけではなく,サイコロの目やコインの表裏などの固有の特性を内包している.また,オブジェクトには固有の特性なく,問題文に含まれる場合もある.例えば,「2人の人がいて,じゃんけんをする.1人が勝つ確率を求めよ.」という問題は勝者は「任意の1人」といったように固有の特性が内包されている.それらの,固有の特性を計算式にマッピングすることが一般的には難しく,高精度なソルバの開発には至っていない.
そこで,本研究では,高校数学の確率分野の問題に対し,問題を解法ごとに分類することによって,一見多様に見える確率分野の問題が類型化して自動化できないかと検討した.その結果,約7割の類型化が可能であり,述語項構造解析の結果が正確であれば,高い確率で自動で解けることが分かった.
確率や統計といた分野では,文章中に示されるオブジェクトが,個数などの数量を表すだけではなく,サイコロの目やコインの表裏などの固有の特性を内包している.また,オブジェクトには固有の特性なく,問題文に含まれる場合もある.例えば,「2人の人がいて,じゃんけんをする.1人が勝つ確率を求めよ.」という問題は勝者は「任意の1人」といったように固有の特性が内包されている.それらの,固有の特性を計算式にマッピングすることが一般的には難しく,高精度なソルバの開発には至っていない.
そこで,本研究では,高校数学の確率分野の問題に対し,問題を解法ごとに分類することによって,一見多様に見える確率分野の問題が類型化して自動化できないかと検討した.その結果,約7割の類型化が可能であり,述語項構造解析の結果が正確であれば,高い確率で自動で解けることが分かった.
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