[3Rin4] インタラクティブ1

[3Rin4-68] 認知症の状態像理解深化のためのマルチモーダル多視点観察情報を用いた共学支援

〇柴田 健一^1,2、箸方 陽介²、石川 翔吾²、桐山 伸也^1,2、玉井 顯³ (1.みんなの認知症情報学会、2.静岡大学、3.敦賀温泉病院)

キーワード：マルチモーダル多視点観察情報、共学

医療介護現場では認知症支援のため，現場のスタッフや家族が本人の状況を多面的に理解することが求められている．
本発表では，様々な視点から認知症の人を表現した多視点観察情報を集約し，認知症に関する実践的な知識やノウハウも見える化して共に学ぶ支援につなげるため，マルチモーダル認知症鑑別コーパスに基づく多視点観察情報可視化ツールを設計した．
マルチモーダル多視点観察情報を用いた共学支援が認知症のある人の生活を支えることにつながるか評価するため，病院で生活相談を担当するスタッフ9名に対してツール評価を行った．結果，趣味の情報や既往歴などのパーソナル情報を専門家がどのように解釈したか確認できることで，他者の視点を学び新たな気づきが得られる見通しを得た．