2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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[4C3-GS-13] AI応用: 実践と知

2020年6月12日(金) 14:00 〜 15:20 C会場 (jsai2020online-3)

座長:福田直樹(静岡大学)

14:40 〜 15:00

[4C3-GS-13-03] 利用者アクティビティと地域コミュニケーションを促す建築物AIの提案

〇井上 誠1 (1. 秋田工業高等専門学校)

キーワード:スマート・ホーム、スマート・シェアリング、IoT、参加型まちづくり、伝統的建造物

スマート・ホーム等は生活環境の自動化や省エネルギー等の最適化を目標としている.しかし,過度な利便追求は生活を受動的なものへと導くことにもなる.そこで,建築物や都市のスマート化や全能的なAI化を目指すのではなく,能動的生活を促すためのトリガーとなる建築物AIやIoT活用の提案を研究の目的とする.また,空き屋・空き地や担い手不足などの社会課題に対する問題解決も目的とする.

1. 提案の実証を行うために実在の対象地区と対象建築物を設定する.
2. その中の建築物に環境センサー類を接続したシングルボードコンピュータを設置する.建築物があたかも人格を持ったような疑似AIが環境情報をSNSに発信することで,建築物の存在をアピールし利活用を促すことを狙う.
3. スマートキー,スマートプラグなどのIoT機器により,建築物やその中の備品・家電製品のスマートシェアを推進する.
4. 上記実験での利用者状況を観測,データ収集,分析を行う.観光や参加型まちづくり,建築物同士の連携,安全安心,人工知能の倫理に関しても考察を行う.

結論として,提案の建築物AIが利用者アクティビティと地域コミュニケーションを促進できることを示す.

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