2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-19 グループインタラクションとAI

[4E3-OS-19b] グループインタラクションとAI (2)

2020年6月12日(金) 14:00 〜 15:40 E会場 (jsai2020online-5)

湯浅 将英(湘南工科大学)、岡田 将吾(北陸先端科学技術大学院大学)、酒井 元気(東京電機大学)、酒造 正樹(東京電機大学)

14:20 〜 14:40

[4E3-OS-19b-02] 競争的文脈における演者間の協調関係

ブレイクダンスのバトル場面に関する検討

〇清水 大地1、岡田 猛1 (1. 東京大学)

キーワード:演者間インタラクション、リズム運動、位相解析、パフォーミングアーツ、ブレイクダンス

音楽やダンスといった上演芸術において、演者は互いに活発なインタラクションを営みながら魅力的な表現を披露する。そのインタラクションに上演芸術の社会的起源を見出す指摘も数多い。一方でその過程・様相に関する実証的検討は数少なく、主に協働場面における関わりに焦点を当てた検討がなされてきた。本研究では、ブレイクダンスのバトル場面という競争場面に焦点を当て、その場面で生じる演者間の関わりについて同期理論の枠組みを応用した検討を行った。バトルを行う2名の演者のリズム運動を演者ごとにモーションキャプチャーシステムにより測定し、演者間のリズム運動の協調関係を位相解析(ヒルベルト変換を利用)により検討した。結果として、両演者が逆位相同期に該当する協調関係(互いに反対のタイミングでリズム運動を実施する協調関係)を構築しながらパフォーマンスを行っていたこと、バトルの進行に応じてその協調を動的に変更していたこと、が示唆された。

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