2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-25 Affective Computing

[4F3-OS-25b] Affective Computing (2)

2020年6月12日(金) 14:00 〜 15:40 F会場 (jsai2020online-6)

熊野 史朗(NTT)、寺田 和憲(岐阜大学)、鈴木 健嗣(筑波大学)

15:00 〜 15:20

[4F3-OS-25b-04] 生物の気持ち悪い配色の特徴

ガウス過程順序回帰による検討

〇城下 慧人1、小森 政嗣1 (1. 大阪電気通信大学大学院工学研究科)

キーワード:ベイズ最適化、生物配色、気持ち悪い

毒を持つ生物は,しばしば特徴的な配色を持つことが知られており,これは警告色または危険色と呼ばれる.警告色は,捕食者に対して自らが害を及ぼす存在であることを警告する役割を持っていると言われる.本研究では,2色の配色(6次元のパラメータとなる)とその配色の気持ち悪さ評価の関係を表す心理物理関数を,未知の関数の推定をする大域的逐次最適化手法の1つであるベイズ最適化(Bayesian Optimization)により検討し,人が気持ち悪いと感じる生物の配色の特徴を探索的に検討した.一般的なベイズ最適化の適用事例とは異なり,気持ち悪さ評価をする際,人は離散的な応答しか行えない.そこで,本研究では離散的な応答(リッカート尺度に対する回答)に基づく推定を行うことができるガウス過程順序回帰を用いたベイズ最適化を行った.生物の配色の検討は,クモとキノコを対象とした.20名の実験参加者はモニタに提示された生物画像の気持ち悪さを7件法で回答した.ガウス過程順序回帰の結果をもとに,すべての実験参加者が平均的に気持ち悪いと感じる配色の特徴をピーク検出手法により明らかにした.

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