[4H2-GS-4] 知識の利用と共有: 社会と知識

[4H2-GS-4-01] AIの発達に向けた、社会的意義を持つ情報銀行の普及に関する行動経済学的分析

〇黒島 大夢¹、横井 恵人¹、高屋 葵¹、西谷 陽佳¹、貞廣 瞳奈¹、柴田 惇平¹、坪田 凜々花¹ (1. 同志社大学)

キーワード：社会的意義、情報銀行、普及、ウォームグロー仮説、行動経済学

①目的:ＡＩを使うためには、データが必要であり、多くのデータを効率よく収集するためには、情報銀行という制度が必要である。本稿は情報銀行を普及させるための要素を分析することを目的としたものである。情報銀行を普及させるための要素として、見返りがあるか否か、データ提供者にウォームグローがあるか否かの2つの要素を挙げることができる。見返りあったほうがいいのではという考えから、報酬条件が情報銀行が普及するうえで一番重要だと考えた。②結果の概要:アンケートの結果から、どの条件にも違いは見られなかった。しかし、情報銀行を信頼できるかという質問項目では、ウォームグロー条件が一番信頼が高いことがわかった。この結果は、企業がウォームグロー仮説を用いて、情報銀行を導入し普及させることを示唆するだろう。