2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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[4L3-OS-15] 脳波から音声言語情報を抽出・識別する

2020年6月12日(金) 14:00 〜 15:40 L会場 (jsai2020online-12)

新田 恒雄(早稲田大学)、桂田 浩一(東京理科大学)、入部 百合絵(愛知県立大学)、田口 亮(名古屋工業大学)

15:00 〜 15:20

[4L3-OS-15-04] 脳波信号を用いた音声想起時単語の認識

〇山尾 元陽1、平田 里佳1、入部 百合絵1、深井 健大郎2、桂田 浩一2、新田 恒雄3 (1. 愛知県立大学、2. 東京理科大学、3. 早稲田大学/豊橋技術科学大学)

キーワード:音声想起時脳波、BCI、単語認識

近年,脳波を用いて機械を操作するBCI(Brain Computer Interface)の研究が盛んに行われている.しかし,音声想起の認識に関する効果的な方法は確立していない.本報告では,利用者への負担が少ない非侵襲的な方法で,頭皮から脳波(Electroencephalogram ; EEG)信号を取得し,脳活動を分析する.また分析結果をもとに,音声想起(speech-imagery) 時の脳波から単語を認識することを目指す.本稿では7名分の脳波を用いた10数字単語想起に対する実験結果を報告する.認識実験ではRandom Forestを使用し,数字を想起した脳波信号から10数字の単語認識を行った.認識に使用する特徴量はゼロ交差率,パワースペクトルエントロピー,二乗平均平方根,尖度,線スペクトル,移動平均である.結果として,パワースペクトルエントロピーと尖度を用いた場合の正解率が高いことが明らかとなった.それらの特徴量を用いた結果,正解率(被験者平均)82.6%を得ることができた.想起時脳波信号を用いた単語認識には,これらの特徴量を用いることが有効であることが示された.

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