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[4P3-OS-8-04] 契約書作成・審査の実情とAI活用の可能性
キーワード:契約書、契約書審査、契約書実務、業務改善
企業は,売買契約書,取引基本契約書等,様々な契約書を作成・締結する。作成した契約書案は,ファックスやメールにより法務部や顧問先の法律事務所へ送り,内容の精査を依頼する。それらの法務担当者や弁護士は,類似の契約書や契約書書式集を参照して,⑴ 当方に不利な条項はないか(有利な条項を入れられないか),⑵ 当該契約類型で一般に規定される条項の不足がないか,⑶ 誤字脱字や公用文作成ルールからの逸脱がないか,⑷ 用字用語が適切であるか等を精査し,契約書案にコメントを付して返す。
これらの精査は,統一的・網羅的な見地からではなく,法務担当者や弁護士の知識と経験によって実施されているため,専門性が要求される。一方,昨今の少子化や働き方改革により,契約書の精査に係るマンパワーの不足が危惧される。
そこで,契約書データベースを構築するとともに,上述の項目を自動検出することにより,法務担当者や弁護士の業務を支援するシステムを開発した。項目⑴⑵⑶について,契約書には定型的な表現や記述規則が多いことから,ルールベースにより解決する。一方,項目⑷については,適否が文脈に依存するため,機械学習による解決を図る。
これらの精査は,統一的・網羅的な見地からではなく,法務担当者や弁護士の知識と経験によって実施されているため,専門性が要求される。一方,昨今の少子化や働き方改革により,契約書の精査に係るマンパワーの不足が危惧される。
そこで,契約書データベースを構築するとともに,上述の項目を自動検出することにより,法務担当者や弁護士の業務を支援するシステムを開発した。項目⑴⑵⑶について,契約書には定型的な表現や記述規則が多いことから,ルールベースにより解決する。一方,項目⑷については,適否が文脈に依存するため,機械学習による解決を図る。
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