[4Rin1] インタラクティブ2

[4Rin1-90] 生活環境デザイン知の表出化による当事者視点の評価

〇寺面 美香¹、石川 翔吾¹、加藤 忠相²、田中 克明³、小林 美亜^1,4、桐山 伸也^1,4 (1.静岡大学、2.株式会社あおいけあ、3.コクヨ株式会社、4.みんなの認知症情報処理学会)

キーワード：認知症、学習支援

本稿では認知症ケアのスキル向上を支援するための個性表現モデルを活用した知識の表出化とその分析について述べる．認知症のある人の生活支援には当事者の個性を理解した関わりが重要であるが，ケアの役に立つ情報収集と共有に課題がある．そこで筆者らは生活支援を評価する環境を構築するため，自立支援において先駆的な取り組みを実施している介護施設の記録を分析し，当事者の個性表現モデルの設計を進めてきた．本モデルを基に作成した個性表現viewを活用して，ケア従事者の当事者に対する視点を表出化する学習環境を設計した．その結果，当事者と支援者との関係性や当事者に対する捉え方の評価に繋がった．