JSAI2022

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[62] SambaNova Systems Japan 合同会社

SambaNova Systems
2012年ImageNetで深層学習が従来手法を圧倒した衝撃から10年.過去2回のAIブームが「冬の時代」を迎えたのとは異なり,第3次AIブームは「AIを使うのは当たり前のこと」としてブームという一過性のものではないという認識が広がっています.現代AIの中核技術である深層学習は医療,製造,自動運転など幅広い分野で使われるようになり,現代社会になくてはならない技術となりました.一方,深層学習を支えるシステムには従来からのCPUやGPUが流用され,必ずしも効率がいいとは言えません.
SambaNova Systemsは2017年11月にシリコンバレーのパロアルトでスタンフォード大学の2人の教授Kunle OlukotunとChris Ré,サン・マイクロシステムズ及びオラクルでSPARCプロセッサの開発責任者をしていたRodrigo Liangによって創業されました.SambaNova は「新しいAI時代」にふさわしいソフトウェアとハードウェアのフルスタックソリューションを開発する会社として,シリーズDで10億ドル以上の投資を得た最大のAIスタートアップ企業で,既に500人以上のAIエンジニアが集っています.社名のSambaNovaはブラジル育ちのCEOのRodrigoにちなみ,踊りのサンバダンスと新しいを意味するNovaから作られた造語で,「新しいダンス」を意味します.
SambaNovaはソフトウェア定義型ハードウェアのアプローチを取り,独自のReconfigurable Dataflowアーキテクチャに基づくAIプロセッサであるReconfigurable Dataflow Unit (RDU,TSMC 7nm技術を採用)から,RDUを最適に動作させるためのメモリや通信アーキテクチャを備えたハードウェアシステム(19インチラックサーバー),さらにDataflowプログラミングモデルを最適に実行するためのSambaFlowコンパイラやランタイム,ライブラリなどを開発し,既に製品として出荷しています.
SambaNovの製品は従来のIT技術の流用では非常に効率が悪い自然言語処理や,実行が不可能であった超高精細の画像認識など,「新しいAI時代」に欠かせないソリューションを提供します.
「新しいAI時代」の「新しいダンス」をSambaNovaと一緒に踊りませんか?