2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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オーガナイズドセッション » OS-22 シミュレーションとAI

[1G4-OS-22a] シミュレーションとAI(1/2)

2022年6月14日(火) 14:20 〜 15:40 G会場 (Room G)

オーガナイザ:鷲尾 隆(大阪大学)[現地]、山崎 啓介(産業技術総合研究所)、山田 聡(BIRD INITIATIVE)、森永 聡(日本電気)、長尾 大道(東京大学)、吉田 亮(統計数理研究所)

14:20 〜 14:40

[1G4-OS-22a-01] データサイエンスによる地震研究の深化

〇長尾 大道1,2、伊藤 伸一1,2、金子 亮介2 (1. 東京大学地震研究所、2. 東京大学大学院情報理工学系研究科)

キーワード:データ同化、深層学習、地震学、4次元変分法、残差学習

数値シミュレーションとデータ解析が研究推進の両輪をなす地震学において,データサイエンス技術が必要不可欠であることは論をまたない.2021年度からは,文部科学省の「情報科学を活用した地震調査研究プロジェクト」(STAR-Eプロジェクト)が開始となり,情報科学と地震学の融合研究が一気に加速されつつある.筆頭著者は,STAR-Eプロジェクトの研究課題の一つである「人工知能と自然知能の対話・協働による地震研究の新展開」(SYNTHA-Seis)の研究代表者として,地震学および情報科学の専門家による人的ネットワークを構築することにより,人工知能技術をはじめとする最新の情報科学技術の地震研究への導入を積極的に進めている. 本講演では,地震研究へのデータサイエンス技術の導入例として,(1)数値シミュレーションと観測データを融合するデータ同化アルゴリズムの開発と地震波伝播シミュレーションへの応用研究,および(2)地震観測データからの情報抽出のための深層学習器の開発と実データへの応用研究について紹介する.また,今後の地震研究におけるデータ同化と人工知能の融合の重要性,ならびにその将来展望について論じる.

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