2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[1H1-GS-11] AIと社会:ニュース・議論

2022年6月14日(火) 10:00 〜 11:40 H会場 (Room H)

座長:坂本 孝丈(静岡大学)[現地]

10:00 〜 10:20

[1H1-GS-11-01] ニュース記事を用いた脱炭素社会に関するトレンドの特定

〇毛利 研1、春日 剛2、成宮 仁 2、大場 久永1、関本 和穂1 (1. 有限責任監査法人トーマツ、2. 株式会社国際協力銀行)

キーワード:脱炭素、SDGs、トピックモデル、BERT埋め込み、自然言語処理

脱炭素に向けての動きが世界全体に大きく拡がっている。脱炭素社会の実現への取り組みは,ビジネス継続の最低条件になりつつある.昨今,世界的に注目が高まっている企業の環境などへの取り組みを評価した投資であるESG投資について,気候変動などを念頭においた長期的なリスクマネジメントや企業の脱炭素社会の実現に向けた新たな収益創出の機会を評価するベンチマークに関する評価手法の研究が活発化している.このESG投資の活発化により,脱炭素に関する情報開示が市場からの信頼につながり,企業価値と直接結びつき始めている.また,企業は融資や保険など金融サービスの審査にもその情報が活用され始めており関心が高い.そのため本研究において、各国の脱炭素トピック毎における相対的な進捗度合いを可視化した.具体的には,過去3年間約4,000万件から脱炭素関連に係る記事を抽出,記事に対するBERT埋め込みベクトルのクラスタリングを行い,それぞれのクラスタに対する特徴的な単語をc-TF-IDFを用いて抽出した.本研究により,欧米や中国と日本において脱炭素への取り組みが対照的であることがわかった.

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