2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-6 データサイエンスの普及と自動化

[1I1-OS-6] データサイエンスの普及と自動化

2022年6月14日(火) 10:00 〜 11:40 I会場 (Room I)

オーガナイザ:砂山 渡(滋賀県立大学)[現地]、森 辰則(横浜国立大学)、加藤 恒昭(東京大学)、西原 陽子(立命館大学)、高間 康史(東京都立大学)

10:00 〜 10:20

[1I1-OS-6-01] 学部低学年向けの企業実データを用いた課題解決型演習とその教育効果に関する考察

3年間の演習実施状況を振り返って

〇笹嶋 宗彦1、石橋 健1、山本 岳洋1、加藤 直樹1 (1. 兵庫県立大学)

キーワード:データサイエンティスト育成、課題解決型演習、実データ、実店舗

兵庫県立大学社会情報科学部では,実践力のあるデータサイエンティストの育成を目標に,学部1年生,2年生を対象として,連携企業の実データを用いた課題解決型演習(PBL)を実施している.本学部が育成を目指すデータサイエンティストとは,ITスキルを用いてデータを分析する力だけではなく,実社会において課題を発見・定式化し必要なデータを収集する力や,分析の結果を用いて社会をよくする提案が出来る社会実装力を備えた人材である.低学年は,データ分析力も,ITスキルも持っていないが,スキルに合ったやり方でデータを分析し,実店舗へ向けた販売施策を提案する過程を体験することで,経営を改善することへの興味を持たせることや,データだけでなく,現場を見て考えることの重要性を学ばせることを狙いとしている.2019年の学部創設以来,1年生向けのPBLを3回,2年生向けを2回実施し,それぞれ事後に学生アンケートを取ることで,演習を評価してきた.本稿では,今年度実施したPBL演習の概要と,これまでのPBL演習を通じて得られた,実データを利用するPBLの長所と課題について述べる.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード