2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-14 未踏データが生み出す新しいAI社会エコシステム

[1I4-OS-14a] 未踏データが生み出す新しいAI社会エコシステム(1/2)

2022年6月14日(火) 14:20 〜 15:40 I会場 (Room I)

オーガナイザ:早矢仕 晃章(東京大学)[現地]、石川 開(日本電気)、大澤 幸生(東京大学)

15:00 〜 15:20

[1I4-OS-14a-03] ネットワークモチーフによる中古ブランド品売買データの分析

〇邵 騰飛1、寺岡 文寿2、石﨑 桂司2、菱山 玲子1 (1. 早稲田大学、2. 株式会社ギャラリーレア)

キーワード:ネットワーク分析、ネットワークモチーフ、データマイニング、情報の組織化、経営システム

中古ブランド品市場では,企業はブランド品の所有者から不要になった品物を買い取り,必要なメンテナンスを施した後,それを中古品として販売する.この売買市場は不用品を廃棄せずにリユースする点で,循環型社会の実現に有効である.更に,消費者はブランド品を安価に販売でき,不要品を売りたい消費者とそれを買い取り販売したい企業の双方の利害が一致し,双方が経済的メリットを享受できる.この中古ブランド品売買データを活用できれば,更に新たな経済的価値を見出すことができる可能性があるが,これまではそうしたデータが十分に活用されてこなかった.そこで,本研究ではまず,企業が所有する中古ブランド品売買データを活用し,それを企業の戦略立案に役立てることをめざす.どのような売買パタンが消費者や買取・販売企業の双方にとって経済的に優位なのかを分析するため,この研究ではネットワークモチーフによる分析モデルを適用し,消費者と買取対象となる品物の組み合わせに注目した分析を行った.これにより,企業収益が高く見込める売買パタンをクラスターとして抽出することができた.これらの知見から,企業の取引戦略の立案にも貢献できた.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード