2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[1K1-GS-6] 言語メディア処理:評価と分析

2022年6月14日(火) 10:00 〜 11:40 K会場 (Room K)

座長:大杉 康仁(NTT)[遠隔]

10:00 〜 10:20

[1K1-GS-6-01] 対話参加者の積極性と影響度に基づく主観評価推定技術

山口 大地1、〇德永 陽子2、戸嶋 巌樹2、小澤 史朗2、中村 高雄2 (1. 大阪大学大学院 情報科学研究科、2. 日本電信電話株式会社 デジタルツインコンピューティング研究センタ)

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キーワード:合意形成、主観評価、積極性

複数人からなるグループでの合意形成を目的とした対話において,合意結果や成果物に基づいて対話を総合的に評価する研究が行われてきた.しかし,参加者個人がその対話にどの程度満足しているのか,合意結果に納得しているのかは対話のどの要素を重要視するかという個々の価値観によって異なると考えられる.本稿では,グループ対話における発話の書き起こしを用いて参加者個人の対話に対する主観的な評価を推定することを目的とする.対話参加者の積極性と影響度に着目し,個々の対話に対する主観評価を推定する技術を提案する.実験では,4名の初対面どうしの参加者で模擬対話を行い,対話に対する主観評価アンケートを正解として提案手法の評価を行った.その結果,対話の序盤では参加者の積極性が,対話の中盤以降では参加者の影響度が,それぞれ対話に対する主観的な評価に影響していることがわかった.このことから,対話開始からの経過時間や合意形成の段階を考慮した上で,個人の積極性と影響度を用いることで,参加者個々の対話に対する主観的な評価を推定できることが示された.

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