2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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オーガナイズドセッション » OS-20 社会現象とAIと可視化

[1M5-OS-20c] 社会現象とAIと可視化(3/3)

2022年6月14日(火) 16:20 〜 17:40 M会場 (Room B-2)

オーガナイザ:伊藤 貴之(お茶の水女子大学)[現地]、脇田 建(東京工業大学)

17:00 〜 17:20

[1M5-OS-20c-03] アポロ計画の長期会話記録を用いたマルチスケールな視覚的分析

上田 叶1、〇脇田 建1 (1. 東京工業大学)

キーワード:視覚的分析

人間の共同活動において、会話は必須のアプローチである。こうした会話を分析することは政治学や社会学などの学術分野だけでなく、企業のマーケティングや流行の分析など様々な分野で関心を持たれている。そこで本研究は、数日間に及ぶ超長期の会話記録を用いた分析を行う。本論文では対象となる会話データとしてNASAが1961年から行なったアポロ計画のうち、有人月面探査を目的としたアポロ11号から17号までの会話通信記録を用いた。
会話データの対象となる期間が長くなることで、扱う発言数が膨大になるという課題が存在する。そこで本研究では複数の発言をまとめて一つの「会話」と定義し、会話単位で可視化分析を行った。それにより 1万を超える発言を最小で数百の会話列とみなし分析をする。また、本研究ではこの提案を踏まえてアポロ計画の会話記録を分析するための Visual Analytics システムを開発した。そしてこのシステムを用いたユースケースを通して、本提案手法により超長期間の会話記録の有用な分析が可能であることが示された。

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