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[1O1-GS-7-05] GANの手法を用いた打音の生成および打音探査の定量的評価精度の向上
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キーワード:敵対的生成ネットワーク、打音探査、スカログラム
近年,老朽化したコンクリート構造物に対する総合劣化評価が求められている.総合劣化評価の方法の一つに,コンクリートを打撃した音によって内部の欠陥の有無を判別する打音探査があるが,この方法は人の手で行う上で困難や不確実性が伴う.また,高所など危険な場所での作業も伴うため,実際に打撃して採取できる打音データの数は限られる.本論文では,機械学習モデルによる打音探査の定量化を行う一環として,打音データのデータ拡張によるモデルの判別精度の向上を検討する.実物のコンクリート構造物から採取した既存の打音データをもとに,GANの手法を用いた生成モデルで新たな打音データを生成し,判別モデルの学習用データを拡張する.既存の打音データのみで構成された学習データをもとに学習した判別モデルと,データ拡張後の学習データのもとで学習させた判別モデルで,打音のテストデータに対する判別精度を比較することにより,データ拡張による判別精度の向上を示す.
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