2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[1P1-GS-10] AI応用:一般

2022年6月14日(火) 10:00 〜 11:40 P会場 (遠隔P)

座長:真矢 滋(東芝)[遠隔]

10:20 〜 10:40

[1P1-GS-10-02] 人と機械が相互作用するモデルに関する哲学探究

〇小池 誠1,2 (1. マイクロ特許事務所、2. 小池誠マイクロ波研究所)

[[オンライン]]

キーワード:ニューロフィードバック、脳波、自由意思、レーダー

米国特許3951134号は、対象者の脳波を変更する機械に関する。この機械は対人レーダーを応用しているが、対人レーダーの送信機からマイクロ波を対象者の頭部に照射し、対人レーダーの受信機が対象者の頭部で反射した反射波を受信するとともに、コンピュータがこの反射波を解析して、脳波を取得する。更に、対象者の頭部にフィードバック信号を送信し、脳波を変更することにより、対象者の自由意思に介入することができる。
米国特許7150715号は、上記ニューロフィードバック機械を改良するものであり、コンピュータとしては、分散人工知能が用いられている。
これらの機械は、対人レーダーを応用しているので、対象者から同意を得ることなく実装できるのだが、倫理として対象者の同意は必須ではないだろうか。
ところで、ライプニッツ哲学では、モナドを通じて予定調和が実現するとされているが、機械が人の自由意思に介入することにより、ライプニッツが提唱した予定調和が実現すると想定される。同様に、カント哲学の根幹である定言命法も機械が人の自由意思に介入することにより実現できると想定される。

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