2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[2F1-GS-9] ヒューマンインタフェース:エージェント

2022年6月15日(水) 09:00 〜 10:40 F会場 (Room F)

座長:岩城 諒(IBM)[遠隔]

09:40 〜 10:00

[2F1-GS-9-03] Artificial Subtle Expressionを用いた発話中のネガティブ感情に同調反応する傾聴エージェントの提案

〇立崎 諒1、大倉 光輝1、市川 淳1、秋吉 政徳1 (1. 神奈川大学)

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キーワード:傾聴、感情、Artificial Subtle Expression (ASE)、内部状態、同調

年代に関係なく学校や職場、健康などで悩みやストレスを抱えている人は多い。今後、その問題に対処するためにカウンセリングの需要がより増えてくるだろう。カウンセリングに求められる態度として傾聴が挙げられる。傾聴は悩みやストレスを抱えている方の話を肯定的に受け入れ、その人に共感しながら聴くことが重要である。本研究では汎用性や導入の簡便性を考慮した上で、ビープ音やLEDの明滅などの単純な表現でエージェントの内部状態を伝達する手法であるArtificial Subtle Expression (ASE)に着目し、ASEを用いた傾聴エージェントを提案する。ここでは、人の感情とエージェントの表情が一致すると共感が成立することが示唆された研究やネガティブ感情では発話の音量が大きくなり感情の判断がしやすいことが示唆された研究等を参考にした。具体的には、発話の音量からネガティブ感情を動的に判定し、その感情に同調するようにフェードインのビープ音を出力することで傾聴の内部状態を伝達するロボットを実装した。本大会では、傾聴エージェントの基本構成やASEのアルゴリズムを中心に発表する。

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