2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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オーガナイズドセッション » OS-11 AIとデモクラシー

[2H5-OS-11a] AIとデモクラシー(1/2)

2022年6月15日(水) 15:20 〜 17:00 H会場 (Room H)

オーガナイザ:伊藤 孝行(京都大学)[現地]、大沼 進(北海道大学)、松尾 徳朗(産業技術大学院大学)、白松 俊(名古屋工業大学)

16:20 〜 16:40

[2H5-OS-11a-04] オンライン議論の過熱の言語的誘因分析

〇小林 将大1、矢田 竣太郎1、若宮 翔子1、荒牧 英治1 (1. 奈良先端科学技術大学院大学)

キーワード:オンライン議論、ウィキペディア、Webマイニング

オンラインコミュニティにおける白熱した議論や会話は,円滑なコミュニケーションや協調的な意思決定を妨げるものである.この不健全な盛り上がりを防ぐためには,盛り上がりのきっかけとなる投稿に共通する特徴を理解することが重要である.
そこで本稿では,熱を帯びやすい投稿と言語的特徴との間に関連性があるかどうかを比較分析によって検証した.まず,「井戸端」と呼ばれるWikipediaのコミュニティページに投稿された約47,000件のコメントからなるコメントデータセットを作成した.次に,議論における過熱現象と5つの言語的指標を定義し,全コメントの指標値を算出した.各コメントは過熱の定義に基づいて4つまたは2つのクラスに分類した.分析では算出した指標値を用いてこれらのクラスを比較した.結果としてこれらのクラス間には一定の言語的な差異があることがわかった.

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