[2N4-GS-5] エージェント：コミュニティ

[2N4-GS-5-03] メタ認知を活用したソーシャルネットワーク上の意見集約法の分析

〇山下 裕^1,2、櫻井 祐子^2,3、大西 正輝²、森嶋 厚行¹ (1. 筑波大学、2. 産業技術総合研究所、3. 九州大学)

キーワード：意見集約、メタ認知、ソーシャルネットワーク

本研究では，ソーシャルネットワーク上のメタ認知を活用した意見集約方法を分析する．多数決は代表的な意見集約法であるが，多数派が誤った意見を持つ場合，誤った結果をもたらす可能性がある．このような課題を解決する意見集約法の一つとして，人々のメタ認知を活用したSurprisingly Popular方式（SP）提案されている．既存研究では，実際のクラウドソーシンングサービスを用いて，その有効性を検証している．しかしながら，ソーシャルネットワーク上の人々がSPによって社会的意思決定を行う場合，どの程度有効であるか分析されていない．本研究では，計算機実験によって，SPの結果が(1)人々のメタ認知の正しさと(2)ソーシャルネットワーク構造に基づいていることを示す．