[2O4-GS-7] 画像音声メディア処理：一般

[2O4-GS-7-04] 頭蓋顔面CT画像からメタルアーチファクトなどを取り除く

〇西本 聡¹ (1. 兵庫医科大学)

キーワード：頭蓋顔面骨、CT、メタルアーチファクト

目的：頭蓋顔面部のX線CTを撮影する際、金属補綴物などＸ線吸収率が高い物質が存在するとメタルアーチファクトと呼ばれるノイズが画像に現れることがある。骨の３次元像を構築する際にはCT値に閾値を設定することにより骨画像を取り出すが、メタルアーチファクトは残存する。画像加工ソフトなどを用いて１枚ごとに手作業でメタルアーチファクトを削除してゆくが、煩雑で時間がかかる。頭蓋顔面CT画像からメタルアーチファクトなどを自動で取り除くことを試みた。 方法：頭頚部腫瘍患者のCTアーカイブのDICOM画像を手作業でアーチファクトやベッドを取り除き、骨だけの２値化したPNG画像を得た。DICOM画像と対応するPNG画像を教師データセットとしてU-netに学習させた。 結果：高い精度でノイズを取り除くことができた。