2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[3P3-GS-2] 機械学習:(遠隔)応用

2022年6月16日(木) 13:30 〜 15:10 P会場 (遠隔P)

座長:佐藤 佳州(パナソニックホールディングス)[現地]

14:10 〜 14:30

[3P3-GS-2-03] 深層距離学習と転移学習による特定空き家画像解析

〇藤井 友祐1、原田 恵雨1、中村 嘉彦1、三上 剛1 (1. 苫小牧工業高等専門学校)

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キーワード:転移学習、距離学習、空き家、画像分類

近年,超高齢社会化に伴い,総住宅数における空き家の数の割合が年々増え続けている.空き家とは,個人や法人が所有する未利用の建物や工作物,その敷地である.さらに,空き家の中でも特定空き家は,危険な状態であると認定された物件のことを指す. 特定空き家問題を解決するために,特定空き家の調査を行い,自治体等による対策が必要である.特定空き家対策で一番コストとなるのは,空き家の調査である.調査員の目視による外観調査など,人員,時間,費用のかかる作業となっている. 本研究は,画像から判断できる外壁を対象として,深層距離学習と転移学習による特定空き家の画像解析を行い,指針に従った基準で特定空き家画像を分類するとともに,特定空き家の判断根拠を得ることを目的とする.人間の不確実性を排除した統一的な判断が可能になるとともに,調査現場に適用した場合,調査の費用や時間を削減することができると考える. 実験評価として,学習モデルごとにAUCの比較とGradCAMによる特徴可視化を行った.結果として,転移学習で最も高いAUC (0.996) を得ることができた.可視化では,崩壊や繁茂のような外壁の特徴に注目できた.

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