2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[3Yin2] インタラクティブセッション1

2022年6月16日(木) 11:30 〜 13:10 Y会場 (Event Hall)

[3Yin2-18] 臨床における問題解決法の共有と効率的な再利用を目指した知識の記述

事例に潜む問題解決知識を内蔵した人工知能を目指して

〇押山 千秋1、西村 拓一1 (1.国立研究開発法人 産業技術総合研究所 )

キーワード:知識構造化、臨床事例、可視化、暗黙知

臨床における知識は, それぞれの専門分野における学会において,事例という形で公表される.臨床領域においては,多くの問題解決例が事例として存在する. しかしながら,事例の中の知識は,領域を超える形では共有されていない.そのため,事例で提示された問題解決法のどの部分がどの専門家によって行われたのか,共通している部分は何か,より専門的な部分はどこか,また,全体として問題の解決に何がどのように行われ,それがどの程度寄与しているのか,明らかになっていない. 我々はこれまで,目的指向知識構造化の手法を使って臨床事例の構造化を行ってきた.問題解決のために行われた行為を知識として,目的指向で構造的に表記することで, 一つ一つの知識の関連性を可視化することが可能となる。今回,AIによる予測結果からの検索システムと連携した介護の問題解決法の提案に関連した構造化について報告する.

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