2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

講演情報

インタラクティブセッション

一般セッション » インタラクティブセッション

[3Yin2] インタラクティブセッション1

2022年6月16日(木) 11:30 〜 13:10 Y会場 (Event Hall)

[3Yin2-19] ユーザーの意図に反する働きかけをしても好感度が下がりにくいエージェント

〇菊池 華世1,2、野寄 修平2、中島 亮一3、大澤 正彦1,2 (1.日本大学 文理学部情報科学科、2.日本大学文理学部次世代社会研究センター、3.京都大学大学院情報学研究科)

キーワード:エージェント、好感度、インタラクション、認知的不協和、現状維持バイアス

自分の意思のみで行動を律するのは容易ではないため、エージェントによるサポートというアプローチが考えられている。しかし、自分が行いたい行動とエージェントからの働きかけの方向性は一致しないこともあり、その場合、反感を買い、好感度が下がり、人とエージェントの関わり自体が無くなることもある。そこで本研究ではユーザーの意思に反していても、好感度が下がりにくい働きかけ方法として、エージェントが勝手に行動した後に報告する方法を提案する。実験では、ユーザーの意思に反する行動を指示するエージェント、その行動代行を提案するエージェント、その行動をした後に報告をするエージェントを見せた。その後、エージェントの話したことに対する受容度、エージェントに対する好感度変化量を測定し、比較した。その結果、受容度にはエージェント間に有意な差は見られなかった。しかし提案手法は、行動を指示するエージェントに比べて好感度が下がりにくかった

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード