[3Yin2-22] 雑談対話システムにおけるユーモアを用いた対話破綻回復処理の有効性
キーワード:対話システム、非タスク指向対話、ユーモア
本研究では、雑談対話システムにおいて,対話破綻の状態から元の対話の流れにより自然に回復するために,日本のユーモアの一つである漫才のツッコミを利用する方法を提案する.具体的には,雑談対話システムとユーザのほかに,3人目となるツッコミ役のシステムを用意する.そのシステムが対話システムの起こした対話破綻に対して,間違いを指摘するようなツッコミを行うことによって,破綻してしまった対話の流れを訂正し,対話破綻回復を行う.提案手法による対話破綻回復の有効性を確かめるために,既存の雑談対話システムに提案手法による対話破綻回復処理を組み込んで,実際にユーザに対話してもらうことで,対話評価実験を行った.評価実験の結果,対話破綻回復をしないものや既存手法による対話破綻回復処理を行うものと比較して,高い評価を得た.また,実験で得られた対話ログを用いて提案手法の改善点を考察する.
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