[3Yin2-24] オンライン・サーベイ実験による副首都構想の理解度に関する分析
キーワード:オンライン・サーベイ実験、フレーミング、公共経営、計算社会科学、テキストマイニング
本研究の目的は、市民にどのような情報を与えると、副首都構想の理解度と興味度が上がるのかを探索することである。本研究の実験デザインは、統制群、一極集中処置群、海外比較処置群、地方分権処置群の条件について、クラウドソーシングを用いたオンライン・サーベイ実験を実施した。分散分析の結果、各条件によって副首都構想の理解度と興味度に差があることが明らかになった。理解度については、一極集中処置群、海外比較処置群、地方分権処置群、統制群の順に上昇した。このことは、一極集中を強調した説明が最も副首都の理解度を深めることを示唆している。なお、興味度の上昇については、一極集中処置群、海外比較処置群、統制群、地方分権処置群の順であり、一極集中を強調することは、興味度の上昇につながることを示唆している。また、自由記述欄の回答をテキストマイニングによって分析した結果、一極集中処置群では、リスク、地震、バックアップなどの単語が統制群よりも多く出現した。海外比較処置群では、都市、日本、賛成などの単語が統制群よりも多く出現した。地方分権処置群では、発展、行政、分権、システムなどの単語が統制群よりも多く出現した。
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