[3Yin2-46] チャット形式心理カウンセリングにおける応答率向上のための補助システム開発に向けて
キーワード:心理カウンセリング、対話システム
インターネットの発展に伴い,心理カウンセリングは対面だけでなく,チャット形式でも行われるようになり,相談者は気軽に相談しやすくなった.しかしながら,現在では相談者数が増加して,相談者数に対してカウンセラーの数が足りておらず,相談を受けられた割合である応答率が50\%未満であるという問題点がある.そこで,本研究では応答率を100\%にすることを目標に,自然言語処理によってカウンセラーの業務を補助するシステムの開発を目指す.具体的には,チャットボットを基軸にしたカウンセリングを行い,相談者のリスク度に合わせて,カウンセラーとシームレスに交代する.本論文では,相談者が回答した事前情報をもとに相談者のリスク判定器を作成する.評価では十分な性能が得られなかったため,事前情報を豊富にするように改善する必要性が示唆された.
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