2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[4B1-KS-10] SFとともに拓く知能化社会: 未来社会におけるフィクションの役割

2022年6月17日(金) 10:00 〜 11:40 B会場 (Room C-1)

オーガナイザ:大澤 博隆(筑波大学)[現地]、西中 美和(香川大学)、宮本 道人(筑波大学)、長谷 敏司(日本SF作家クラブ)

10:00 〜 11:40

[4B1-KS-10-01] SFとともに拓く知能化社会: 未来社会におけるフィクションの役割

物語を作成し,それを複数体で共有することは,人間に特徴的な知的働きの一種であると考えられる.人類史においてフィクションが果たした役割は大きい.他のエージェントに対する感情移入を促すこと,複数のエージェント間の相互作用を理解すること,そして,未来に対する将来の可能性(≒ビジョン)を,複数エージェント間で共有することなどが,その役割として挙げられる.特に昨今では,科学的な思考法,思弁的な思考法をもとにした「SF」の果たす役割が多く注目されている.SFは科学技術を伝える手段としてだけではなく,科学技術を含んだ未来社会へのビジョン,異なる人々が生み出す問題点を例示する役割として,大きな機能を持ってきた.本企画セッションでは,これまでオーガナイザーが実施してきた人工知能とSFに関する研究や,集団でビジョンを作成するSFプロトタイピングに関する研究を中心に,これまでSFが人工知能研究を中心とした知能研究に果たしてきた役割や,フィクションを介して人々が発想を交換する役割について検討する.そして,フィクションが,未来社会においてどのような役割を持ちうるかを検討する.

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