2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-4 人工知能におけるプライバシー,公平性,説明責任,透明性への学際的アプローチ

[4G1-OS-4a] 人工知能におけるプライバシー,公平性,説明責任,透明性への学際的アプローチ(1/2)

2022年6月17日(金) 10:00 〜 11:20 G会場 (Room G)

オーガナイザ:福地 一斗(筑波大学)[現地]、荒井 ひろみ(理研)、工藤 郁子(大阪大学)

11:00 〜 11:20

[4G1-OS-4a-04] 日本の産業構造を踏まえたAIの公平性に関する企業の役割の考察

〇原嶋 瞭1,2、江間 有沙1、井上 彰1、神嶌 敏弘3、松本 敬史1,2、木畑 登樹夫2 (1. 東京大学、2. 有限責任監査法人トーマツ、3. 産業技術総合研究所)

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キーワード:人工知能、公平性、責任あるAI

近年では倫理や社会的な観点からAIの公平性や説明責任が求められることがあり、社会問題となっているケースがある。日本においては外国と比べてAI自体がまだ広く浸透しておらず、今後技術が広がっていくにつれて一般社会にも公平性の概念が広がり重要性が増していくと考えられる。しかし、AI等の技術開発を外部企業に委託し、委託先からさらに一部開発を外部委託する日本の産業構造においては、外国の事例を適用することができない。 日本企業がAIの公平性を考慮するための必要事項を明確にするために、日本の産業構造におけるソフトウェア開発工程と関わる企業の立場を整理し、既存のAIサービスを調査して役割ごとに有用なAIの公平性に関する技術のマッピングを行った。 結果として、役割ごとに意識するAIの公平性の観点を明確化した、日本において個々の企業がAIの公平性を考慮する上での参考となる表を作成した。これを、将来的にAIを導入する日本企業が参照することにより、AIの公平性についてより適切に考慮することが可能となる。今後、具体的なユースケースと組み合わせて整理することで、より実効性のあるAIの公平性が達成されるだろう。

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