[4G3-OS-4b] 人工知能におけるプライバシー，公平性，説明責任，透明性への学際的アプローチ(2/2)

[4G3-OS-4b-01] 日本人にとってアルゴリズムによる差別はどう感じられるか？

質問紙調査を使った検討

〇前田 春香^1,2,3 (1. 東京大学、2. 理研AIPセンター、3. 日本学術振興会)

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キーワード：人工知能、差別、量的調査

炎上などによって、アルゴリズムによる差別という問題が取り沙汰されるようになって久しい。この問題に対して、技術的な対策や倫理指針が英語圏を中心に多く出されているが、その中で「差別とは何か」「何が差別とされるのか」が着目されることは少ない。これがわからなければ、対策に支障をきたす可能性がある。まして、文化的価値観によって何が差別だと一般的に見なされるかは異なるかもしれないのだ。そこで本研究では、質問紙を用いて、一般的な日本人にとってアルゴリズムによる差別はどう感じられるのかを調査する。この作業によって、いかなる現象に対処すべきか、実証レベルでわかることが期待される。