2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-2 ニュースメディアのデータサイエンス

[4H3-OS-2b] ニュースメディアのデータサイエンス(2/2)

2022年6月17日(金) 14:00 〜 15:40 H会場 (Room H)

オーガナイザ:高野 雅典(サイバーエージェント)[現地]、小川 祐樹(立命館大学)、鈴木 貴久(津田塾大学)、園田 亜斗夢(東京大学)、高 史明(神奈川大学)、保高 隆之(NHK)

15:20 〜 15:40

[4H3-OS-2b-04] ユーザーエンゲージメントとアイテムの人気度を考慮することによるニュースサービスの新しい多様性評価

〇園田 亜斗夢1、関 喜史2、鳥海 不二夫1 (1. 東京大学、2. 株式会社Gunosy)

キーワード:多様性、ユーザ行動分析、ニュース

レコメンダーシステムの多様性についてはよく分析されているが、その多様性とユーザーエンゲージメントの関係についてはあまり理解されていない。本研究は、ニュース領域における多様性とユーザーエンゲージメントの関係性を分析する。人気度の多様性という概念を導入し、その指標を提案する。そして、ニュースアプリケーションにおけるユーザー行動を、コンテンツの多様性と人気度の多様性の観点から分析し、それらの多様性がユーザー行動と密接に関連していることを明らかにした。
これらのサービスで多くの記事を閲覧するユーザーほど、コンテンツの多様性と人気の多様性が高い傾向があり,多様性指標を用いることでユーザのサービス離脱の予測精度を向上させることを確認した。さらに,表示された記事の多様性とクリックした記事の多様性には中程度の正の相関があることを確認し,クリックする記事の多様性は表示された記事の多様性に影響を受けるが,表示される記事の多様性だけではユーザの行動の説明に不十分であることを示した.

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