2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[4N3-GS-5] エージェント:応用

2022年6月17日(金) 14:00 〜 15:40 N会場 (Room 501)

座長:岩城 諒(IBM)[遠隔]

14:00 〜 14:20

[4N3-GS-5-01] フェロモンベース交通情報補間システムの提案

〇須賀 聖1、藤森 立1、山田 悠司1、井原 史渡1、高村 大輝1、林 健1、栗原 聡2 (1. 慶應義塾大学大学院理工学研究科、2. 慶應義塾大学理工学部)

キーワード:群知能、アリコロニー最適化、高度道路交通システム

現代社会では交通渋滞が社会問題のひとつとなっており,適切な交通信号制御の研究が盛んに行われている.交通信号制御の研究では,交通信号機のパラメータを決定する際に通過車両数などの交通情報をもとに算出する.より精密でリアルタイムな適応制御を行うためには,膨大な数の交差点にセンサーを設置する必要があるが,コストの面から現実的ではない.そこで,センサーのない交差点における交通情報をリアルタイムに補間するフェロモンベースの方法論を提案する.シミュレーションの結果,従来の統計調査や機械学習手法と比較して,提案手法は交通量の多い交通流に対して優れた補間性能を持ち,交通流が急変する状況にも適応して補間できることが示された.フェロモンベース交通情報補間手法は交通流が合流や均等分散する交差点において,類似な交通量である交通流経路を創発することが難しく,補間精度が落ちる.本稿では,交通流の合流・分散に適応可能な群知能型補間システムの提案を行う.

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