2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[4Yin2] インタラクティブセッション2

2022年6月17日(金) 12:00 〜 13:40 Y会場 (Event Hall)

[4Yin2-05] 施設園芸におけるトマト実が収穫されるまでの平均日数に基づいた収量予測の提案

〇吉田 侑成1、小林 洋介1、佐藤 和彦1、堀江 達郎2、渡邉 真也1 (1.室蘭工業大学大学院、2.エア・ウォーター株式会社)

キーワード:施設栽培、短期収量予測、植物工場、トマト、機械学習

本研究では,施設栽培トマトにおける正確な短期収量を実現するため,収穫されるまでの平均日数を基準としたアプローチの提案を行う.一般的に,スーパー,卸等といった契約取引は2週間から1か月先を基準に行われるため,この期間の正確な収量予測は,農園運営の利益に直結する非常に重要な問題である.一方,植物工場と呼ばれる施設栽培では温度,養液といった生育環境をコントロールした安定した栽培ができるものの,その多くは自然光(太陽光)および外気を利用しており,天候を含めた外乱の影響を受ける上,着果場所によって受光量,表面気温,さらには光合成産物の転流される量も変わるため,高精度に短期収量予測を行うことは非常に難しいことが知られている.本研究では,着果日を基準に収穫日を正確に予測するための方法論として,「収穫日を直接予測するアプローチ」と「平均日数を基準にそのズレを予測するアプローチ」の2通りの実装を行い,その比較検討を行った.具体的には,北海道千歳市にある栽培施設を実験フィールドとして,大玉トマト,ミニトマトの異なる2品種を対象に検証実験を行い,2つのアプローチの精度を比較した.

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