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[1K4-OS-11a-05] 感情を持つAIは可能か
キーワード:感情、情動、感情分析、倫理的配慮
昨今、人工主体(AI)による人の感情の分析・認識の技術開発が活況を呈している。この技術が進展し、さらにAIが人から読み取った感情の情報をもとに適切な仕方で応答するようになれば、AIはますます本物の人間と区別がつかないような振る舞いをするものになるだろうし、私たちはそのようなAIに対して、感情を帰属させるようになるかもしれない。しかし、実際にAIが感情を持つことはできるのだろうか。本発表ではAIが感情を持つことが可能なのか、もしAIが感情を持ちうるとすればどのようなものなのかについて考察する。そのために、心理学や哲学において現在提案されている感情についての理論を比較検討しつつ、感情における身体性の役割について論じたい。また、AIが感情を持つなら、もしくは、持たないとしても私たちが感情を帰属させるなら、どのような倫理的配慮が必要となるのかについても検討を加える。
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