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[1L4-OS-18a-01] (OS招待講演) 聴診DXが拓くクラウド総合病院の未来
キーワード:医療、遠隔医療、DX、健康、ヘルスケア
聴診という医療行為は200年以上前にフランスで新たに見出されて以来、これまで大きなイノベーションがもたらされることなく今日まで診療に用いられてきている。当社は『超聴診器』の研究開発を通して「聴診DX」に取り組んでいる九州発の研究開発型スタートアップである。当社の目指す聴診DXは、心音をデジタル化し、さらに臨床研究・医学教育・AI開発・遠隔医療などに利活用することで、医療現場に新たな価値を提供することを意味する。従来の聴診DXの試みとしてディジタル聴診器の開発などが挙げられるが、このような手法を遠隔診療に用いようとする場合には、聴診音のディジタル化、ネットワークを介したリアルタイム送信、受信音の出力において情報の欠落が生じる問題があった。これを解決し、より多面的な病態情報を取得する手法として当社が開発したのが超聴診器であり、本発表ではこのシステムの薬事承認までの道のりと、さらに当該システムの一部とすべく開発中の診断支援AIの医療機器プログラム(SaMD)としての将来展望について述べる。
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