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[1M5-GS-10-05] 視覚障害者の自立した食事を補助するシステムの検討
キーワード:視覚障害者、食事支援、食器検出、RGB-D画像
食事は健康維持だけでなく,共に食事をする人と親交を深めるなど,日常生活における楽しみの一つと言える.しかし,視覚障害を持つ場合,料理の位置や形状がわからないことにより不安や恐怖感が生じ,視覚障害者が食事を楽しめないことや食事の機会を避けてしまうことが報告されている.移動や読み書きに関しては白杖や点字に始まりスマートフォン等を用いた視覚障害者の自立を補助する手段が考えられているが,食事に関しては食器の配置や色と形状の工夫に留まっている.また,食事中に介助者からの補助を好まない視覚障害者も多いため,視覚障害者が自立して食事をするための手段が必要だと考えられる.本研究では視覚障害者の自立した食事を補助するシステムに必要な機能をプロトタイプシステムを用いて検証した.プロトタイプシステムでは深度カメラを用いて食器及び料理の位置と量を計測するシステムを開発し,目隠しをした被験者による評価を行うことで視覚障害者の食事を補助するシステムに必要な要件を整理した.
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