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[1N3-GS-10-05] 高齢者向けイベントにおけるデジタルスタンプラリーの効果に関する基礎的検討
キーワード:行動変容、高齢者
2022年,日本の65歳以上の高齢者の割合は28.9%であり,今後も高齢社会が継続することが予測される.一方,高齢者のスマートフォンの所有率が近年高まっており,65歳以上のスマートフォン所有率は74.2%である.こうした背景の下,様々なイベントのデジタル化が進んでいるが,高齢者の関心が高い芸術分野のイベントにおけるデジタル化の事例は少ない.本研究では,兵庫県立芸術文化センターの協力の下,芸術分野のイベントをデジタル化し,参加者にどのような行動の変化が見られるかを検討する.デジタル化の効果が確認できれば,会員登録への誘導など,会員数を増加し,県民の間で芸術文化を拡大させるような行動変容を狙いたいと考えている.本論文では,2022年11月に行った芸術イベントのデジタル化についての事例を紹介する.兵庫県立芸術文化センター協力の下,芸術文化を県民に紹介するイベントにおいて,スマートフォンだけで完結するデジタルスタンプラリーを実施し,アンケートを行ってデータを収集した.分析の結果,デジタルスタンプラリーには高齢者も参加し,デジタルイベントに関心を惹きつけられる可能性を確認した.
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